こんにちは、マサレックジャパンです。
コーディネーター・メアリのネパール滞在記、連載第10弾をお届けします(第1弾/第2弾/第3弾/第4弾/第5弾/第6弾/第7弾/第8弾/第9弾の記事はこちら)。前回予告した「居残り教室」について、今回は詳しくご紹介します。
ネパール送り出し機関マサレックのコーディネーター、MEARIです。直営の日本語学校SHINFA NEPALに8月中旬まで滞在しています。
出会いは、世界を広げ、わたしを育ててくれました。——「つなぐ、わたしの景色」
きっかけは、学生からの相談
ある日、学生から「漢字の覚え方」について相談がありました。私自身、小学校の頃の記憶をたどりながら、「ノートいっぱいに漢字を書いて、自分なりにテストをしながら覚えたよ」と伝えました。
そこから話をしていく中で、学生一人ひとりが「もっと勉強したい!でも、一人だとなかなか集中できないこともある」という、それぞれの悩みを抱えていることが分かりました。
自由参加の「居残り教室」スタート
そこで、授業が終わった後に「今日から自由参加で居残り教室を始めます!」と伝えてみると、なんと5名ほどの学生が毎日残ってくれるようになりました。
ゲーム形式で、会話力を伸ばす工夫
普段の授業ではテストをすることが多いため、居残り教室では少し雰囲気を変えて、会話力も伸ばせるゲーム形式の学習を取り入れました。
例えば、N3の単語をお寿司のケースの中に入れ、お箸で好きな「ネタ」を取って、その中に書かれている単語を使って文章を作るゲーム。また、ホワイトボードに単語を書き、早い者勝ちで「読み方・意味・その単語を使った文章」を言ってもらうゲームなども行いました。

見る見るうちに伸びていく単語力
最初はなかなか答えられなかった学生たちも、最後の授業が近づくにつれて、どんどん単語力が上がっていきました。そしてついには、居残り教室で使う単語がなくなってしまうほどに!もちろん、「テストになると、また難しさの次元が変わる!」という声もありましたが、それも含めて確かな成長を感じられる日々でした。
ある学生の大きな成長
その中でも特に嬉しかったのが、ある学生の大きな成長です。毎日のテストでは、最初は単語の正解率が3割ほどだった学生が、居残り教室への参加と本人の努力によって、安定して8割ほど正解できるようになりました。
「もっと勉強したい」という気持ちの広がり
居残り教室を続ける中で、明らかに全員の点数が上がっていったり、「JLPT N2の勉強も始めたい!」と自分から伝えてくれる学生が出てきたりと、学習への意欲アップにもつながりました。「もっと勉強したい」という気持ちを持ってくれたこと、そして実際に行動に移してくれたことが、何より嬉しかったです。
居残り教室を始めて、本当によかったと思います。現在、参加していた学生のうち2名は、すでにJLPT N2の学習をスタートしています。
これからも、学生たちが「勉強しなきゃ」ではなく、「もっと勉強したい!」と思えるような授業を作っていきたいと思います。
次回の更新もどうぞお楽しみに。







